抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
北九州市を対象として,幹線道路における二層式排水性舗装の騒音低減効果を検討した。騒音に関する地域の環境基準への(点的)適合性と幹線沿道の環境基準超過量を調べた。次に,舗装上を通過する小型車・大型車の平均パワーレベル算定式に基づいて通常舗装から二層式排水性舗装に変更した場合における速度別のパワーレベル減少量を求める式を導き,幹線道路網全体における環境基準超過地点の騒音低減量を求めた。その結果,二層式排水性舗装により環境基準適合率は37.9%から83.1%へと大幅に改善され,小型車と大型車の比率や車の平均速度が多様な場合でも,4~5dB程度の騒音低減量が見込めることが判った。即ち,二層式排水性舗装は幹線沿道の音環境の改善に有効であるといえる。