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J-GLOBAL ID:200902208135885462   整理番号:08A0420465

AP-1により誘導されたmiR-21遺伝子発現は,二重ネガティブフィードバックメカニズムを通して維持される

miR-21 Gene Expression Triggered by AP-1 Is Sustained through a Double-Negative Feedback Mechanism
著者 (7件):
資料名:
巻: 378  号:ページ: 492-504  発行年: 2008年05月02日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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miR-21はさまざまな癌で高度に発現し,ホルボール12-ミリスタート13-アセタート(PMA)処理後にヒトプロ骨髄細胞系HL60において誘導されることが示されている。miR-21発現に関与する分子メカニズムを試験するために,それのプロモーター及び主要転写物の測定によりmiR-21遺伝子の構造を解析した。活性化蛋白質1(AP-1)はPMA刺激後にここで同定したプロモーターの保存AP-1及びPU.1結合部位を通してSW1/SNF複合体と共にmiR-21遺伝子を活性化することを示した。それゆえに,一部の癌におけるmiR-21発現高進の先の知見は,これらの癌におけるAP-1活性の上昇を反映するらしい。miR-21を含む単独前駆体RNAは,コード遺伝子TMEM49のイントロンに配置するこのプロモーターのTATAボックスの下流で転写された。さらに重要なことに,この重複遺伝子の発現は完全にPMA非依存性で,全てのそれの転写物はmiR-21ヘアピン埋込み領域に達する前にポリアデニル化され,miRNAはもし他の遺伝子と重複するとしてもこれら自身のプロモーターを持つことを示した。miRNAシード配列に相補する保存配列を用いてmiRNA標的を予測するアルゴリズムの利用により,NFIB mRNAはmiR-21の標的であることを予測し,確認した。NFIB蛋白質は負調節因子としてHL60細胞のmiR-21プロモーターに通常結合し,HL60のPMA誘導マクロファージ分化時にmiR-21プロモーターから除去された。miR-21によるNFIB mRNAの転写抑制は,PMA刺激後のmiR-21非依存性の同時転写抑制と並行してNFIBの除去を加速した。外因性miR-21発現は内因性miR-21を適度に誘導することから,進化上で保存された二重ネガティブフィードバック調節はmiR-21発現を維持するメカニズムとして作用するらしい。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
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