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J-GLOBAL ID:200902208197406269   整理番号:08A0580546

16α-ヒドロキシ-17-ケトステロイドの17β-ヒドロキシ-16-ケト異性体への転位の機構面

Mechanistic aspects of rearrangement of 16α-hydroxy-17-keto steroids to the 17β-hydroxy-16-keto isomers
著者 (6件):
資料名:
巻: 73  号:ページ: 798-805  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: C0103B  ISSN: 0039-128X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,16α-ヒドロキシ-17-ケトステロイド1の17β-ヒドロキシ-16-ケトステロイド2へのアルカリ触媒転位の機構面を18O及び重水素標識実験の利用により解明した。18O標識実験により,既に提案された転位のgem-水和-準ジアキシアル脱水機構に反論し,従来のエノール化機構を支持した。さらに,gem-水和-脱水による平衡はC-16カルボニルにおけるよりC-17カルボニルにおいて効率良く生じた。17β-ケトール2のC-16におけるカルボニル基のC-17位(k16,17)の方へのエノール化速度は,C-16位(k17,16)の方への16α-ケトール1の及びC-15位(k16,15)の方へのケトール2のエノール化速度より8~10倍高かった。各エノール化に及ぼす際立った重水素同位体効果は5.4~8.8の範囲のkH/kDが観察された。本研究結果から,ケトール1のC-17カルボニルにおける初期水和-脱水平衡の後に,C-15位よりむしろC-17位の方へ選択的にエノール化する16-カルボニル部分の16-ケト異性体に定量的に異性化するエン-ジオール中間体を与えるカルボニルのエノール化が続き,エン-ジオールが生じることを明らかにした。trans-シクロヘキサン/シクロペンタン構造,ケトール1-M及び2-Mの基底状態エネルギーの計算機計算及び転位における活性化エネルギーにより,エノール化の速度論データだけでなく転位の動的様相を支持した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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ステロイド  ,  反応の位置化学 
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