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J-GLOBAL ID:200902208375677000   整理番号:08A0157515

大気中粒子に及ぼす花火の影響

The impact of fireworks on airborne particles
著者 (9件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 1121-1132  発行年: 2008年02月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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花火は大気中で最も非日常的な汚染源の1つであり;非定常でありながらこれらの汚染事象は高濃度の(特に金属類と有機化合物の)粒子とガスの原因である。ここでは,(イタリアの)ミラノ市での花火大会の間に収集した(元素類,イオン類,有機および元素状炭素および粒子の粒度分布の)空中粒子の化学的-物理的性質に関する検討結果を紹介した。花火大会中で排出される元素類は1時間の間に:Sr(120回),Mg(22回),Ba(12回),K(11回)およびCu(6回)の序列で増大していた。この事例検討では,Srの濃度が大会中に非常に高く,それ以外の期間には最低検出限界より低目か同程度であり,主に花火大会が主要な原因であることを示す理由で,Srが花火の最良のトレーサであることを確認した。更に,粒子個数濃度は,大会期間中に(0.5<d<1μmの粒度範囲に対して1時間に7.7倍まで)著しく増大した。同じ夜に記録した大きい交通量による大気汚染に対する(例えばCu,元素状炭素および窒素酸化物の)寄与も特定した。「正値行列因数分解」と「多重線形回帰」の独創的な適用は,分かっている範囲で初めてであり,大気粒状物質(PM)とその化学的分布の分解能に対する花火の寄与の定量化ができた。PM<sub>10</sub>質量,元素類および化学成分に関する局所環境に対する花火の寄与を4時間の時間分解能で評価した。花火に分配されるPM<sub>10</sub>質量は(PM<sub>10</sub>質量の約50%の)上限33.6μg・m<sup>-3</sup>までであった。主要な寄与因子は(それぞれ2.8および8.1μg・m<sup>-3</sup>の)元素状および有機炭素並びに(それぞれ0.4,0.7,0.07,0.1および0.1μg・m<sup>-3</sup>の)Mg,K,Sr,BaおよびCuのような金属類であった。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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粒状物調査測定 
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