抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,正面フライス加工面やスローアウエイチップの切れ刃の観察に基づき,加工現場で経験的に設定している切削条件の妥当性・改善点について検証した。さらに,加工能率向上のための切削条件設定について提言した。ここでは先ず,切削後の理論表面粗さの計算式に基づき,1刃当りの送りと表面粗さの関係をコーナRをパラメータとして示した。続いて,実験結果に基づき,切込み0.2と0.5mmの場合の送りと表面粗さの関係などを示した。次に,送り速度が表面粗さに及ぼす影響を切込み0.5mmの場合の送りと表面粗さの関係で示すとともに,副切れ刃の傾斜に比べた振れの大きさが表面粗さに大きく影響することを示した。続いて,切込み0.2と0.5mmの場合,切込みを大きくしても仕上げ面粗さに悪影響は無く,加工能率を向上させることを示した。さらに,エンゲージ角およびディスエンゲージ角などの切削位置とチップ刃先のチッピングの関係,これに基づく適正エンゲージ角やカッタパスの選定について記述した。