文献

J-GLOBAL ID：200902208498562681   整理番号：08A0579768

比例ハザードモデルを用いた戸建住宅の外壁改修周期の推定

ESTIMATION OF EXTERIOR WALL REFURBISHMENT CYCLE OF DETACHED HOUSES USING PROPOTIONAL HAZARD MODEL

著者 (3件)： 齋藤茂樹 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  深尾精一 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  門脇耕三 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 628  ページ： 1231-1236  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 戸建住宅の外壁改修を研究した。目的は,外壁改修周期の推定,改修に影響する要因の把握,に基づく市街地リスク評価手法の提案である。東京都区部の木造密集2地区および同郊外の戸建住宅団地1件を対象に,住民へのアンケート調査を行い,生存時間解析の手法である「Coxの比例ハザードモデル」を用いて,改修行為を評価した。結果,区部2地区と郊外住宅団地では外壁改修周期に差があることが定量的に評価された,外壁改修周期は改修の回数が増す毎に短くなる傾向がある,1回目と2回目の生存率関数は同一である,郊外地区は区部と比較して外壁改修のリスクが約2倍である,ラスモルタル仕上外壁はその他の外壁と比較して改修リスクが約1.6倍である,ラスモルタル仕上外壁は全ての対象地域において適切な周期で改修が行われているが,その他の仕上外壁の改修周期には問題がある,等の知見を得た。

シソーラス用語： *独立住宅 ,  *外壁 ,  維持管理 ,  改修 ,  周期 ,  実態調査 ,  東京都 ,  データ解析
準シソーラス用語： *改修周期 ,  比例ハザードモデル

分類 (2件)： 建築物の維持・管理  (RB01020X) ,  壁  (RB03020L)

引用文献 (15件)：

• 島裕和. 比例ハザードモデルによる建築物の寿命推定及びコンクリート塊の発生量予測. 日本建築学会環境系論文集. 2003, 573, 87-94
• 加藤裕久. 木造専用住宅の寿命に関する調査研究. 日本建築学会計画系論文報告集. 1986, 363, 20-26
• 小松幸夫. 建物寿命の年齢別データによる推計に関する基礎的考察. 日本建築学会計画系論文報告集. 1992, 439, 91-99
• 野城智也. 建設量と現存量の比較に基づく建物の寿命分布の試算. 日本建築学会計画系論文集. 1994, 464, 151-160
• 崔唆栄. 建物の寿命とその分布の推定方法に関する研究. 日本建築学会計画系論文報告集. 1989, 402, 87-95

タイトルに関連する用語 (6件)： 比例ハザードモデル ,  戸建住宅 ,  外壁 ,  改修 ,  周期 ,  推定