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J-GLOBAL ID：200902208511637521   整理番号：08A0588843

町営牧場における乳牛の入牧時発育状況が及ぼす影響 III・生涯成績

著者 (7件)： 村井浩之 (釧路地区農業共済組合) ,  前田昌紀 (釧路地区農業共済組合) ,  小倉裕司 (釧路地区農業共済組合) ,  高橋文雄 (釧路地区農業共済組合) ,  保木勝 (釧路地区農業共済組合) ,  梶野裕史 (釧路地区農業共済組合) ,  加藤貴仁 (釧路地区農業共済組合)
資料名： 繁殖技術  (Technic for Animal Reproduction)
巻： 28  号： 1  ページ： 6-9  発行年： 2008年06月01日 
JST資料番号： Y0946A  ISSN： 0017-7520  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成12年6~10月の入牧時体重が標準発育値に達している個体を標準群,未達の個体を遅延群とし,平成19年5月時点の7産次までの発育,繁殖および生産を調査した。入牧時の発育の違いが生涯成績では大きな損失につながることが判った。標準群に比べて,遅延群は初産分娩月齢で2か月遅く,初産産量で643.4kg,産次数で0.18産,生産期間で1.88か月少なくなかった。また,生涯粗収益は103510円の損失と試算された。牛群乳量が高い酪農家のウシほど標準発育値に達した個体の割合が有意に高く,初産分娩月齢も有意に早い。このことから,育成期の飼養管理がその後の生産性に影響すると推測された。出生後早い時期から発育状況に合った適切な飼養管理を行い,標準発育値に達した育成牛を育てることが,生産コストを下げ,収益性を上げる重要な要素であると示唆された。

シソーラス用語： *乳牛 ,  放牧 ,  成長異常 ,  *成長 ,  *生産能力 ,  *生殖能力 ,  産次 ,  生存率 ,  淘汰 ,  収益性分析 ,  泌乳量 ,  体重 ,  利益 ,  分娩
準シソーラス用語： 発育遅延

分類 (1件)： 牛  (FD02020Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 牧場 ,  乳牛 ,  発育 ,  状況 ,  成績