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J-GLOBAL ID：200902208661510287   整理番号：08A0483223

FimHはアロステリック調節による機械的力で高められるつかみ結合を形成する

FimH Forms Catch Bonds That Are Enhanced by Mechanical Force Due to Allosteric Regulation

著者 (10件)： YAKOVENKO Olga (Univ. Washington, Washington) ,  SHARMA Shivani (Univ. Washington, Washington) ,  FORERO Manu (ETH Zurich, Zurich, CHE) ,  TCHESNOKOVA Veronika (Univ. Washington, Washington) ,  APRIKIAN Pavel (Univ. Washington, Washington) ,  KIDD Brian (Univ. Washington, Washington) ,  MACH Albert (Univ. California, California) ,  VOGEL Viola (ETH Zurich, Zurich, CHE) ,  SOKURENKO Evgeni (Univ. Washington, Washington) ,  THOMAS Wendy E. (Univ. Washington, Washington)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 283  号： 17  ページ： 11596-11605  発行年： 2008年04月25日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大腸菌の接着蛋白質FimH単一分子のマンノースへの結合強度の外力に応じた変化を原子間力顕微鏡により調べた。外力がゆっくりと加えられた場合は,結合は60ピコニュートン以下の弱い力で切れたが,急激に加えられた場合は140から180ピコニュートンまで持続したことから,いわゆるつかみ結合であることが示された。ドメイン間相互作用を損なう変異やドメイン間を認識する単クローン抗体によって,アロステリックにFimHを高親和性構造に安定化すると,力を加える速さに依存せずに強い結合を示した。中程度の力で前処理した場合も,結合の増強効果は見られた。従って,FimHはつかみ結合を形成し,伸長力は高親和性の強い結合状態へのアロステリックな変換を引き起こすことがわかった。

シソーラス用語： 大腸菌 ,  *細胞接着分子 ,  アロステリック効果 ,  *細菌タンパク質 ,  力 ,  原子間力顕微鏡 ,  機械刺激 ,  結合 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： *FimH ,  *アドヘシン ,  つかみ結合

分類 (1件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： マンノース

タイトルに関連する用語 (2件)： FimH ,  アロステリック調節