抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本章は,環境生理学的発芽実験法と題して,種子の発芽実験に必要な個々の因子の処理法について解説したものである。ここではガス処理に焦点をあて,発芽試験の条件に即したガス環境を再現させる方法「ガス置換法」について述べた。本文では市販の嫌気チャンバー装置を用い純度の高い窒素やアルゴンガスの循環により内部の嫌気性を維持する方法とガスの出入り口を設けた密閉容器に,湿度一定のために目的のガスを水の入ったフラスコに循環させて流入させて置換する簡易法について紹介した。密閉容器であるが両方法とも内部からはガスが少量ずつ漏れているが,嫌気チャンバー装置を用いた場合には嫌気ガスの注入により嫌気性を維持することができ,簡易法の場合には流出口につけたチューブを水の入れたビーカーにつけ,1分間に出てくる気泡の数の測定により流出量の確認を行うことができる。