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J-GLOBAL ID:200902209006346764   整理番号:08A0860278

細粒鋼の引張挙動

Tensile Behavior of Fine-grained Steels
著者 (3件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 1107-1113 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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フェライト鋼は結晶粒度の減少に従って,Lueders伸びは,より大きくなる。一方,加工硬化は低下し最終的に一様伸びの損失をもたらす。マルテンサイトか準安定オーステナイトのような第二相の導入によって,この欠点は克服できる。マイクロメカニクス手法の割線手法を適用し,強度の改良と第二相による一様伸びバランスをよく算定することができる。2成分間の応力分割は高い加工硬化をもたらし,このことはその場中性子回折によって確かめられる。歪速度と温度の影響はKocks-Meckingモデルを用いて記述される。結晶粒微細化と上記の応力分割が主に流れ応力の断熱応力成分に貢献するのが分った。したがって,細粒多相鋼の103/sような高速度変形で得られた引張り性質は優れている。寸法20~30nmの超微細ミクロ組織の例として,引張強さが4GPaより大きい引抜されたパーライト鋼線の引張挙動を検討した。このような超高強度にもかかわらず鋼線は可塑的に転位運動で変形しディンプル破壊をもたらした。強化はミクロ組織微細化に起因する等方性の硬化と中性子回折で決定される残留粒界応力で引き起こされる異方性硬化とで構成される。(翻訳著者抄録)
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機械的性質 
引用文献 (42件):
  • 1) N. J. Petch: J. Iron Steel Inst., 174 (1953), No. 5, 25.
  • 2) E. O. Hall: Proc. R. Soc. (London), B64 (1951), 747.
  • 3) W. B. Morrison: Trans. ASM, 59 (1966), No. 4, 824.
  • 4) W. C. Leslie: The Physical Metallurgy of Steels, McGraw Hill Inc., (1985); Japanese version (translated by N. Kohda, H. Kumai and T. Noda, Maruzen), 20.
  • 5) R. L. Miller: Metall. Mater. Trans., 3 (1972), 905.
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