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J-GLOBAL ID：200902209068410515   整理番号：08A0657630

中心扁桃核におけるCRF及びエタノール誘導性GABA放出の蛋白質キナーゼCエプシロン仲介

Protein kinase C epsilon mediation of CRF- and ethanol-induced GABA release in central amygdala

著者 (5件)： BAJO Michal (Scripps Res. Inst., CA) ,  CRUZ Maureen T. (Scripps Res. Inst., CA) ,  SIGGINS George R. (Scripps Res. Inst., CA) ,  MESSING Robert (Univ. California San Francisco, CA) ,  ROBERTO Marisa (Pearson Center for Alcoholism and Addiction Res., CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 24  ページ： 8410-8415  発行年： 2008年06月17日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エタノールはコルチコトロピン放出因子(CRF)1型受容体を介して,中心扁桃核(CeA)におけるGABA放出を促進する。扁桃核CRFは不安を仲介し,エタノール摂取を制御する。蛋白質キナーゼC(PKC)εを欠く突然変異マウスは不安に似た症状やアルコール消費の減少を示すので,今回,CeAにおいてPKCεがCRF1受容体の下流経路に存在するか否かを調べた。PKCε^+/+ニューロンと比較して,PKCε^-/-ニューロンはGABA放出の増強によるGABA作動性緊張の増大を示した。PKCε^+/+CeAではCRFやエタノールはGABA放出を刺激したが,PKCε^-/-CeAでは刺激しなかった。PKCε^+/+CeAにおけるCRF及びエタノール誘導性GABA放出のPKCε特異的抑制因子による阻害は,PKCε^-/-CeAでの結果を支持した。今回,CRF1受容体の刺激で活性化され,GABA放出を仲介し,そして不安やアルコール消費を制御するCeAのPKCεシグナル伝達経路を同定した。

シソーラス用語： *扁桃核 ,  CRH【ホルモン】 ,  マウス ,  突然変異 ,  *タンパク質キナーゼC ,  不安 ,  薬物依存性 ,  アルコール依存症 ,  電気生理 ,  細胞情報伝達 ,  神経伝達 ,  ニューロン ,  パッチクランプ法 ,  神経伝導 ,  電流 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  第一アミン ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： CRF【ホルモン】 ,  コルチコトロピン放出因子 ,  *蛋白質キナーゼC-ε ,  シナプス伝達 ,  GABA作動性ニューロン ,  IPSC

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (2件)： GABA ,  エタノール

タイトルに関連する用語 (6件)： 扁桃核 ,  CRF ,  エタノール ,  GABA放出 ,  蛋白質キナーゼC ,  仲介