文献
J-GLOBAL ID:200902209303057100   整理番号:08A1133939

化学療法中の食事性長鎖高度不飽和n-3脂肪酸による治療の可能性

The potential for treatment with dietary long-chain polyunsaturated n-3 fatty acids during chemotherapy
著者 (4件):
資料名:
巻: 19  号: 12  ページ: 787-796  発行年: 2008年12月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの長鎖ω-3(またはn-3)高度不飽和脂肪酸(PUFA)の食事からの摂取は循環器系,神経系,免疫機能やガンを含む数々の体内の過程に影響を及ぼし得る。ヒトガン細胞系,動物モデルおよびヒト患者に対する予備試験における研究から,我々の食事の脂肪の多い魚に天然に含まれるEPAおよびDHAの投与はガンの治療に用いられる多くの薬剤の毒性および/または活性を変化させ得ることが示されている。n-3 PUFAがどのように化学療法薬剤に対する腫瘍細胞応答を調節するかを説明する複数のメカニズムが提案されている。n-3 PUFAは直ちに細胞膜やリピッドラフトに取り込まれ,それらの取り込みはRas,AktおよびHer-2/neuなどの膜関連シグナリング蛋白質に影響を及ぼすと考えられる。その高い酸化されやすさにより,n-3 PUFAが増加する脂質過酸化により腫瘍細胞に不可逆的な損傷を引き起こすことも提案されている。n-3 PUFAはアポトーシス蛋白質の発現や機能を変化させることにより,または核因子-κBなどの生存関連転写因子の活性を調節することにより,腫瘍細胞のアポトーシスしやすさを増すと考えられる。いくつかの研究でn-3 PUFAが薬剤取り込みを増す,または薬剤活性を高める(たとえばいくつかのヌクレオシドアナログ薬剤のケースなど)ことも示されている。さらなる研究によりどのn-3 PUFAにより化学療法の効果が増すかの特定のメカニズムが同定され,これらのメカニズムを促進するのに必要なn-3 PUFAの最適な細胞/膜レベルが決定され,これらの脂肪酸が化学療法の補助薬として処方されるであろう。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食用油脂,マーガリン  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

前のページに戻る