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J-GLOBAL ID：200902209422408787   整理番号：09A0909900

酸素濃度の違いに対するスルメイカ(Todarodes pacificus)の鰓の構造変形

The Morphological Changes in the Gill by Oxygen Deficiency of Common Squids Todarodes pacificus

著者 (5件)： 蛇沼俊二 (北大 大学院水産科学院) ,  杉尾優衣 (北大 水産) ,  竹花一成 (酪農学園大 獣医) ,  谷口有紀子 (酪農学園大 獣医) ,  CHOI Chan-Moon (済州大学校海洋科大)
資料名： 北海道大学水産科学研究彙報  (北海道大学水産科学研究い報)
巻： 59  号： 1  ページ： 1-5  発行年： 2009年03月25日 
JST資料番号： F0665A  ISSN： 1346-1842  CODEN： HDSKAG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 活スルメイカの長時間活魚蓄養中に見られる酸欠状態と鰓の損傷・変形に関する基礎的実験と観察を行った。手釣りによって捕獲した供試スルメイカは外套長23~25cm,鰓の長さは約5cm,幅が約1cmであった。蓄養実験は船上で8Lの海水を入れた断熱性の発泡スチロール容器にスルメイカを収容し,エアレーションにより酸素濃度を調節した。鰓標本の採取は,3段階の酸素濃度条件下で行った。すなわち,1)釣り上げ直後ただちに鰓を採取,2)蓄養後の溶存酸素が約8mg/Lでイカは遊泳行動,3)溶存酸素が長時間6mg/Lが継続,イカは活力なく容器底部に着底した状態であった。3)のように酸欠状態が長く継続した場合,スルメイカの鰓では,通常は折り畳まれている二次鰓板の基部が伸長して二次鰓板が突出するという現象が見られた。

シソーラス用語： *スルメイカ ,  *鰓 ,  形態 ,  水産物 ,  保蔵 ,  *飼育 ,  濃度依存性 ,  *酸素エアレーション ,  貨物輸送 ,  *新鮮度 ,  水産食品 ,  食品特性
準シソーラス用語： Todarodes pacificus ,  いか肉 ,  *活魚 ,  *活魚保蔵 ,  活魚輸送 ,  酸素濃度 ,  *畜養

分類 (1件)： 漁労一般  (FH03010G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 酸素濃度 ,  スルメ ,  イカ ,  鰓