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J-GLOBAL ID：200902209469883742   整理番号：08A0328625

わが国における近代初期の治水思想-沖野忠雄-

著者 (1件)： 神吉和夫 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： 神戸大学都市安全研究センター研究報告  (Report of Research Center for Urban Safety and Security Kobe University)
号： 11  ページ： 339-346  発行年： 2007年03月31日 
JST資料番号： L3175A  ISSN： 1342-9167  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,わが国における近代初期の治水思想について,近代治水の父と称される沖野忠雄に着目し,沖野の講演記録などの分析を行い,沖野がどのような治水思想を持っていたかを検討する。沖野忠雄の治水思想は,(1)中国の河川思想である賈譲三策の基本認識を継承している,(2)堤防のもつ限界を認識した上で,堤防高を低く,河幅を広く設計し,要所に護岸を設置,入念な施工と維持管理,さらに水防活動を組み合わせること,および(3)流域の地理と過去の水害を徹底的に調査し,破堤氾濫した場合も含め被害を軽減できるようにすること,である。沖野忠雄が1894(明治27)年に作成した淀川改良計画に,彼の治水思想が明瞭に認められる。(著者抄録)

シソーラス用語： *時期 ,  *治水 ,  *技術者 ,  中華人民共和国 ,  哲学 ,  堤防 ,  高さ ,  河床形態 ,  護岸 ,  維持管理 ,  水防作業 ,  流域特性 ,  水害 ,  河川改修
準シソーラス用語： *明治時代 ,  *沖野忠雄 ,  中国 ,  淀川 ,  近代初期

分類 (2件)： 土木工学一般  (RC01000E) ,  洪水対策  (RC12040I)

タイトルに関連する用語 (4件)： 近代 ,  初期 ,  治水 ,  思想