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J-GLOBAL ID：200902209575638269   整理番号：09A0363542

紀南の民家の地方性と近代化過程に関する生活史的研究-熊野型民家の平面構成の特性と変遷-

LIFE HISTORICAL STUDY OF THE REGIONAL FEATURES AND MODERNIZATION PROCESS OF MINKA IN THE SOUTHEN KII PENINSULA-Characteristics of and Changes of the Housing Floor Plans in the Kumano Area-

著者 (4件)： 千森督子 (和歌山信愛女短大) ,  山本新平 (和歌山県文化財セ) ,  増田亜樹 (大阪人間科学大 人間科学) ,  川端義治 (大阪人間科学大 人間科学)
資料名： 住宅総合研究財団研究論文集  (Journal of Housing Research Foundation)
号： 35  ページ： 179-190  発行年： 2009年03月31日 
JST資料番号： S0422B  ISSN： 1880-2702  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,紀伊半島南部の熊野地方の民家の平面構成の地方的な特性と近代化過程を,住生活史的に捉えることを研究目的とする。これらの地城の民家は,カッテと呼ばれる多機能な家族生活の場と炊事場の構成に特色があり,竈がカッテの土間境やカッテ中に据えられる。平面構成には複数の型がみられ,地域特有のものがある。変容過程にも,竈をカッテに据える伝統的な形態に近代的な廊下型を取り入れるなど,地域的な特色がみられる。一方,竈は時代と共に改良され,立式化等の過程を経るが,昭和40年頃からは燃料源の変化と共に姿を消し,炊事場の構成も変容し,近代化が進んでいく。(著者抄録)

シソーラス用語： *住宅 ,  *平面計画 ,  厨房 ,  パターン分類 ,  配置計画 ,  事例研究 ,  和歌山県
準シソーラス用語： *熊野型民家 ,  生活形態 ,  竈

分類 (1件)： 住宅建築,農村建築,城  (RB05040V)

引用文献 (19件)：

• 和歌山県教育委員会: 和歌山県の民家, 和歌山県文化財学術調査報告書第4冊, 1969
• 千森督子: 紀州民家の地方性と近代化に伴う変容に関する生活史的研究, 大阪市立大学大学院生活科学研究科生活科学専攻博士論文, pp. 23~49, 2005
• 前掲2), pp. 50~59
• 千森督子: 紀伊山地の過疎山村の高齢者の居住環境整備に関する研究 その1北山村小松集落, pp. 25~31, 信愛紀要Vol.43, 2003
• 千森督子, 米村敦子: 瀞峡の民家-木津呂集落の屋敷構えと家屋形態-, pp. 23~30, 民俗建築第124号, 2003. 11

タイトルに関連する用語 (7件)： 民家 ,  地方 ,  近代化 ,  過程 ,  生活史 ,  研究 ,  平面構成