文献
J-GLOBAL ID:200902209606640780   整理番号:08A0883982

リゾホスファチジン酸産生に対する二つの経路

Two pathways for lysophosphatidic acid production
著者 (6件):
資料名:
巻: 1781  号:ページ: 513-518  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
リゾホスファチジン酸(LPA,1-あるいは2-アシル-sn-グリセロール3-リン酸)は簡単なリン脂質であるが,G蛋白質共役7膜貫通受容体(GPCR)との相互作用を介して仲介される興味深い細胞生物学を示す。これまではLPA1~5と命名された5個のGPCRが,最近になって二つのさらなるGPCR,すなわちGPR87及びP2Y5がLPAに対する受容体として同定されている。これらのLPA受容体はその一次構造に依存して二つのファミリー,すなわちEDG及びP2Yファミリーに分類できる。これらの受容体の遺伝子ターゲティングマウス及び家族性疾患に関する最近の研究から,LPAが,脳の発達(LPA1),神経障害疼痛(LPA1),肺線維症(LPA1),腎線維症(LPA1),放射線誘発腸損傷の保護(LPA2),移植(LPA3)及び発毛(P2Y5)を含む病理学的及び生理学的状態の両方に関与していることが明らかになっている。LPAは複数の合成反応が生じる細胞と生体液の両方で産生する。LPA産生には少なくとも二つの経路が存在する。血清及び血漿において,LPAはオートタキシン(ATX)と呼ばれる血漿酵素により主に産生する。ATXは多機能エクト酵素であり,癌,神経障害疼痛,リンパ節におけるリンパ球トラッキング,肥満,糖尿病及び胚性血管形成などの多数の病理-生理学的状態に関与している。LPAはまた,ホスホリパーゼA(PLA)型酵素により触媒されるホスファチジン酸(PA)からの脱アシルにより産生する。しかしながら,この経路の生理学的役割は,関与酵素と同様に解明されていない。多くのホスホリパーゼA1及びA2アイソザイムはこの経路に関与していると思われる。ひとつの,mPA-PLA1α/LIPHと呼ばれるPA選択性PLA1は毛包において特異的に発現する。毛包では,mPA-PLA1αはP2Y5と呼ばれる新規LPA受容体を介してLPAを産生することにより発毛において重要な役割を担っている。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
脂質の代謝と栄養 
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る