抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,都市・建築史的に見た東京の繁華街に関する一連の調査・研究の一環として浅草を対象とした。建築物の1階部分の機能を4系統・16機能・25施設に分類し,1948年から2004年における約5年間隔の建築機能分布図を作成した。さらにそれを10m×10mのグリッドに変換して重ね合わせ,時系列的に見た商店・事業所の集積度合を累積年数として表現し,場所と建築機能の関係性を考察した。その結果,1)同地区では,買回り品販売,飲食物・食品,社交娯楽,住居系及びスポーツ興行の各機能の集積・定着が大きいこと,2)機能集積及び定着期間から,浅草寺境内地,旧四区,六区興行街,千束,奥山,馬道通り,仲見世及び田原町の8地域に分類できること,3)六区興行街の衰退は周辺の新設,千束,奥山の各地域における機能集積並びに定着期間には影響を及ぼしたが,繁華街南側地域の構造には大きな変化がないこと,などが分かった。