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J-GLOBAL ID：200902210163927779   整理番号：09A0058012

金属のマイクロ波加熱の基礎と応用

著者 (1件)： 吉川昇 (東北大 大学院環境科学研究科)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 48  号： 1  ページ： 3-10  発行年： 2009年01月01日 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属のマイクロ波加熱という点に的を絞り,最新の研究成果を交えて,研究の基礎から応用まで解説した。バルク金属とは異なり,金属の粉体や薄膜はマイクロ波加熱が可能である。まず,金属のマイクロ波加熱に関する基礎の金属及び誘電体内への電磁波の浸透距離,金属粉体内への電磁波の浸入,電磁波の電場,磁場分離加熱を解説した。金属のマイクロ波加熱が関係したマイクロ波プロセシングを考える上で重要な最新の研究結果である金属薄膜のマイクロ波電場・磁場分離加熱と金属粒子添加によるソーダ石灰ガラスの加熱の2例を示した。金属のマイクロ波加熱が関係する材料・環境プロセスの応用研究として次の分野における例を紹介した。1)焼結・接合・複合材料,2)金属薄膜,多層膜のマイクロ波加熱,3)金属の反応を伴う加熱と材料合成,炭素還元,4)ガラス溶融固化,土壌/スラッジ中の重金属処理,5)金属水素化物,6)触媒金属粒子。

シソーラス用語： *マイクロ波加熱 ,  金属粉末 ,  金属薄膜 ,  磁場 ,  EHF波 ,  誘電体 ,  浸透 ,  電場 ,  粒子 ,  ソーダ石灰ガラス ,  焼結 ,  接合 ,  複合材料 ,  多層膜 ,  還元 ,  ガラス固化 ,  土壌 ,  スラッジ ,  重金属 ,  金属触媒 ,  金属材料
準シソーラス用語： ミリ波

分類 (1件)： 電熱  (NB11020Y)

引用文献 (51件)：

• (1) J. Walkievicz, G. Kazonich and S. L. MacGill: Min. Metall. Processing, 5(1988), 39-42.
• (2) J. Cheng, R. Roy and D. Agrawal: Mater. Res. Innovat., 5(2002), 170-177.
• (3) Microwave Processing of Materials: Ed. by Nat. Res. Council, national Acadmy Press, Washinton D.C. USA, (1994), p. 34
• (4) たとえば, J. D. Kraus and K. R. Carver: Electromagnetics, 2^nd ed. Int. Student Ed. McGraw-Hill, New York, USA, (1973), p. 402.
• (5) 鈴木基晴:文部科学省総合研究大学院大学核融合科学研究所,博士学位論文,(2008).

タイトルに関連する用語 (3件)： マイクロ波加熱 ,  基礎 ,  応用