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J-GLOBAL ID：200902210264276990   整理番号：08A0377938

オステオカルシンは,ベータ細胞と脂肪細胞の遺伝子発現を別々に制御し,野生型マウスの代謝性疾患の発症に影響を及ぼす

Osteocalcin differentially regulates β cell and adipocyte gene expression and affects the development of metabolic diseases in wild-type mice

著者 (4件)： FERRON Mathieu (Columbia Univ., NY) ,  HINOI Eiichi (Columbia Univ., NY) ,  KARSENTY Gerard (Columbia Univ., NY) ,  DUCY Patricia (Columbia Univ., NY)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 13  ページ： 5266-5270  発行年： 2008年04月01日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： オステオカルシンは,近年特殊なマウスモデルにおいて,ベータ細胞増殖,インシュリン発現およびそのベータ細胞からの分泌促進などが報告されているが,野生型動物モデルにおいての知見がなかった。そこで,本報では野生型マウスにおけるオステオカルシンの作用について検討した。その結果,オステオカルシンは膵臓ランゲルハンス島から分離したベータ細胞に対して,ピコモルレベルでインシュリン遺伝子発現を促進したが,脂肪細胞に対して作用するにはナノモルレベルが必要であった。また,過食症を金チオグルコースで誘発させ,高脂肪食を摂取させた野生型マウスに,オステオカルシンを長期間投与したところ体重とグルコース代謝が改善した。これらの野生型マウスでの結果から,オステオカルシンは代謝性疾患の治療に有効であることが示唆された。

シソーラス用語： *カルシウム結合タンパク質 ,  Langerhans島 ,  脂肪細胞 ,  マウス ,  遺伝子発現 ,  野生型 ,  代謝性疾患 ,  摂食障害 ,  高脂肪食 ,  アディポネクチン ,  培養細胞 ,  初代培養 ,  糖質代謝 ,  チオ糖 ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  有機硫黄化合物 ,  *インスリン
準シソーラス用語： *インシュリン ,  *オステオカルシン ,  過食症 ,  膵臓β細胞 ,  グルコース代謝

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  糖質の代謝と栄養  (EJ02035H)

物質索引 (1件)： 金チオグルコース

タイトルに関連する用語 (7件)： オステオカルシン ,  ベータ細胞 ,  脂肪細胞 ,  遺伝子発現 ,  野生型マウス ,  代謝性疾患 ,  発症