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J-GLOBAL ID：200902210288521413   整理番号：08A1273486

普通ポルトランドセメントの諸仕様が水和熱および強さに及ぼす影響

Influence of the specification of portland cement on the hydration heat and strength

著者 (4件)： 中西陽一郎 (宇部三菱セメント研) ,  古賀康男 (宇部三菱セメント研) ,  田中久順 (宇部三菱セメント研) ,  山下牧生 (宇部三菱セメント研)
資料名： 宇部三菱セメント研究報告(CD-ROM)  (宇部三菱セメント研究所研究報告(CD-ROM))
号： 10  ページ： 25-32  発行年： 2009年01月05日 
JST資料番号： L3745C  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セメントの原料事情の変化に起因するC₃A量の増加にともない,水和熱の増加が想定される。そこで,強度発現性を保持したまま水和熱を低減する実用的な方法を求めることを目的として,普通ポルトランドセメントの諸仕様が水和熱および圧縮強さに及ぼす影響を調べた。セメントの諸仕様としては,仕上げ工程で制御する添加せっこう量,比表面積および混合材の添加量に着目した。その結果,比表面積の減少および添加せっこう量の増加により水和熱は低減するが,同時に圧縮強さも低下した。一方,フライアッシュまたは石灰石微粉末を添加した場合,圧縮強さを一定以上に保持したまま水和熱が低減した。このことから,強度発現性を保持しながら水和熱を低減する方法としては,フライアッシュまたは石灰石微粉末の添加が有効であることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポルトランドセメント ,  物理的性質 ,  *水和熱 ,  *強度 ,  強度発現 ,  フライアッシュ ,  微粉体 ,  石灰石 ,  添加剤 ,  比表面積 ,  圧縮強さ ,  石膏 ,  高炉スラグ ,  アルミン酸塩 ,  *混合物 ,  鉱物組成 ,  ポゾラン反応 ,  資源再生
準シソーラス用語： アルミネート ,  クリンカー鉱物 ,  高炉スラグ微粉末 ,  石灰石微粉末 ,  添加せっこう ,  普通ポルトランドセメント

分類 (2件)： セメントの性質・分析  (YC05040F) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (15件)：

• (社) セメント協会:「セメントハンドブック2007年度版」(2007)
• 中西陽一郎, 古賀康男, 田中久順, 下坂建一, 山下牧生:「高アルミネート型ポルトランドセメントの基礎的物性」, 宇部三菱セメント研究報告, No.8, pp. 11-19(2007)
• 中西陽一郎, 古賀康男, 田中久順, 下坂建一, 山下牧生:「高アルミネート型ポルトランドセメントの基礎的物性~実製造機による試製品を用いた評価~」, 宇部三菱セメント研究報告, No.9, pp. 1-6(2008)
• H. F. W. Taylor:“Cement chemistry 2nd edition,”pp. 212-217(1997)
• 笠井芳夫, 坂井悦郎:「新セメント・コンクリート用混和材料」, 技術書院 (2007)

タイトルに関連する用語 (4件)： 普通ポルトランドセメント ,  仕様 ,  水和熱 ,  強さ