抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プログラムに対する逆プログラムは,元プログラムの出力結果を入力とし,対応した元プログラムの入力を出力する。プログラムと逆プログラムは,「元に戻す」と「やり直し」や直列化と非直列化など随所に見られるため,プログラムが与えられたときに対応する逆プログラムが生成できれば便利である。また,双方向化や並列化などのプログラムの変換手法の一部には,逆プログラムの生成を利用するものがある。これまで,様々な逆プログラム生成手法が知られているが,多くの手法ではどのような入力プログラムに対し逆プログラムの生成が成功するかが明らかではない。このことは,逆プログラム生成を別のプログラム変換から利用するなど,逆プログラム生成器への入力プログラムを自動生成する際に問題となりうる。本論文では,我々は一階の関数型言語に対するガイド付き木オートマトンに基づく逆プログラムの生成手法を提案する。本手法において決定的な逆プログラムの生成が成功する入力プログラムは,木オートマトンに対応する文法の非曖昧性で厳密に特徴づけられる。(著者抄録)