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J-GLOBAL ID:200902210509825030   整理番号:08A1254755

グラニュリシンは,スティーブンズ・ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死症における散発性の角化細胞壊死の重要なメディエーターである

Granulysin is a key mediator for disseminated keratinocyte death in Stevens-Johnson syndrome and toxic epidermal necrolysis
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巻: 14  号: 12  ページ: 1343-1350  発行年: 2008年12月01日 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)および中毒性表皮壊死症(TEN)は,表皮の広範な壊死を特徴とする,生命にかかわる重篤な薬物有害反応であり,これの特異的な危険因子は明らかにされていない。今回我々は,SJS-TEN患者の皮膚病変部から採取した水疱細胞は主として細胞傷害性Tリンパ球(CTL)およびナチュラルキラー(NK)細胞からなり,水疱液と細胞の両方が細胞傷害性であることを示す。遺伝子発現プロファイリングから,最も高度に発現されている細胞傷害性分子がグラニュリシンであることが突き止められ,定量的PCRおよび免疫組織化学的方法によって確認された。水疱液中のグラニュリシン濃度は,パーフォリン,グランザイムBあるいは可溶性Fasリガンドの濃度よりも2~4桁高く,グラニュリシンを枯渇させると細胞傷害性が低下した。水疱液内のグラニュリシンは15kDaの分泌型であり,これをマウス皮内に投与するとSJS-TENに類似した特徴が生じる。この知見は,分泌型グラニュリシンが,SJS-TENにおける角化細胞の散在的な壊死の原因となる重要な分子であることを立証し,CTLまたはNK細胞が介在する,直接的な細胞接触を必要としない細胞傷害性の機構を明らかにしている。Copyright Nature Publishing Group 2008
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分類 (2件):
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皮膚の基礎医学  ,  生物学的機能 
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