健康なブタ心臓由来の好中球活性化クリプチドであるミトクリプチド1の発見

MUKAI Hidehito; MUKAI Hidehito; MUKAI Hidehito; MUKAI Hidehito; HOKARI Yoshinori; SEKI Tetsuo; TAKAO Toshifumi; KUBOTA Makoto; MATSUO Yuko; TSUKAGOSHI Hiroyuki; KATO Masahiko; KIMURA Hirokazu; SHIMONISHI Yasutsugu; KISO Yoshiaki; NISHI Yoshisuke; WAKAMATSU Kaori; MUNEKATA Eisuke

文献

J-GLOBAL ID：200902210691195216 整理番号：08A1166620

健康なブタ心臓由来の好中球活性化クリプチドであるミトクリプチド1の発見

Discovery of Mitocryptide-1, a Neutrophil-activating Cryptide from Healthy Porcine Heart

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資料名：
巻： 283 号： 45 ページ： 30596-30605 発行年： 2008年11月07日
JST資料番号： E0038A ISSN： 0021-9258 CODEN： JBCHA3 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

好中球を活性化して移動させる物質を同定することを目指した。健康なブタの心臓の抽出液でそのような活性を検出したので精製した。その物質はミトコンドリアのチトクロームcオキシダーゼサブユニットVIIIに由来するペプチドだったのでミトクリプチド1(MCT1)と命名し,配列はLSFLIPAGWVLSHLDHYKRSSAAだった。このペプチドは好中球にβヘキソサミニダーゼを放出させたが,その濃度より低くても走化性を起こした。この応答を起こすHL60細胞は好中球に分化している必要があり,未分化では応答しなかった。この応答にG_i2型のG蛋白質の関与が示唆された。このペプチドの他にもミトコンドリア由来と思われる複数の両親媒性ペプチドが好中球を活性化した。これらの結果から,好中球は炎症で障害された部位の細胞から遊離する両親媒性のペプチドを受容して活性化されると推定された。

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生理活性ペプチド , 生体防御と免疫系一般 , 血液の基礎医学

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