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J-GLOBAL ID：200902210866335032   整理番号：08A0652555

エアロゾル粒子の個別分析に適するハニカム膜フィルタの開発

Development of the Honeycomb Film Filter for Individual Aerosol Particle Analysis

著者 (7件)： 野上敦嗣 (北九州市大 大学院国際環境工学研究科) ,  冨永英作 (北九州市大 大学院国際環境工学研究科) ,  澤泰久 (北九州市大 大学院国際環境工学研究科) ,  村田朋美 (北九州市大 大学院国際環境工学研究科) ,  工藤義高 (北九州産業学術推進機構) ,  田中賢 (東北大 多元物質科研) ,  下村政嗣 (東北大 多元物質科研)
資料名： エアロゾル研究  (Journal of Aerosol Research)
巻： 23  号： 2  ページ： 127-133  発行年： 2008年06月20日 
JST資料番号： L0641A  ISSN： 0912-2834  CODEN： EAKEEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハウスダストやアスベストなど大気内に浮遊するエアロゾル粒子が原因の健康被害が注目を集め,汚染源も花粉や黄砂,海塩粒子,真菌など自然由来物質,酸性ミストや煤塵,粉塵など人為活動由来物質が公知である。エアロゾル粒子を特定する分析法に空気フィルタが有用で,特に極微量で組成分析が可能な個別粒子分析法に汎用する。エアロゾル粒子の個別分析に適するハニカム膜フィルタを開発するため,ポリ-ε-カプロラクトン/両親媒性ポリアクリルアミド製の高分子膜を試作した。開口率が大きく規則的な細孔構造を保有するハニカム膜フィルタは,特定粒径のエアロゾル粒子を効率的に捕集できると実証した。個別粒子分析用のフィルタに有効で,吸気速度の低下は20%以下と軽微であった。

シソーラス用語： *粒状物汚染 ,  エアロゾル ,  試料採取器 ,  *空気濾過器 ,  個別方式 ,  高分子膜 ,  ハニカム構造 ,  ポリカプロラクトン ,  ポリアクリルアミド ,  細孔構造 ,  実用化試験 ,  選択透過膜 ,  *膜濾過 ,  大気測定 ,  分析 ,  試験
準シソーラス用語： 大気質試験

分類 (3件)： 粒状物調査測定  (SB03060E) ,  その他の高分子材料  (YH07150C) ,  膜分離  (XD02120Z)

引用文献 (13件)：

• LEE, S. C. Characterization of VOCs, Ozone, and PM10 Emissions from Office Equipment in an Environmental Chamber. Building and Environment. 2001, 36, 837-842
• AYA, N. Recent Particle Characterization Techniques and Their Application-Individual Composition Analysis and Measurement in a Suspension State-. Earozoru kenkyu. 2004, 19, 4
• JOHNSTON, M. V. MS of Individual Aerosol Particles. Analytical Chemistry. 1995, 67, 721A-726A
• MYOJO, T. Read-Time Aerosol Measuring Instruments Using Mass-Spectrometers. Earozoru Kenkyu. 2004, 19, 10-13
• TOHNO, S. Application of Microbeam Techniques to Analyze Chemical Components of Single Particles. Earozoru Kenkyu. 2004, 19, 5-9

タイトルに関連する用語 (4件)： エアロゾル粒子 ,  分析 ,  膜フィルタ ,  開発