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J-GLOBAL ID：200902210910697460   整理番号：08A0536002

見通し内(LOS)環境におけるMIMOシステムのためのプレコーディング

Precoding for MIMO Systems in Line-Of-Sight (LOS) Environment

著者 (3件)： KOBAYASHI Kenichi (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  OHTSUKI Tomoaki (Keio Univ., Kanagawa, JPN) ,  KANEKO Toshinobu (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN)
資料名： Conference Record. IEEE GLOBECOM  (Conference Record. IEEE GLOBECOM)
巻： 2007 Vol.9  ページ： 4370-4374  発行年： 2007年 
JST資料番号： C0734C  ISSN： 1930-529X  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チャネル情報を利用できるMIMOシステムは,送信重み行列によるプレコーディングにより性能を改善できる。また,受信機側のシンボル点間の最小Euclid距離を最大化することで最尤検出の性能を改善するプレコーディング(以下Max-d_minプレコーディング)が知られている。一方,LOS(見通し内)環境では,直接経路の位相差が小さくチャネル間の相関が高いため,MIMOシステムの信号検出が困難になる。本論文では,このLOS環境における性能を改善するため,新しいMax-d_minプレコーディングによるMIMOシステム提案した。従来のプレコーディングでは,サブストリーム数が増えると設計が複雑になる問題があったが,提案したプレコーディングの設計は容易である。これは,チャネル行列の第1固有値がLOS環境において優勢になるという特性を利用したことによる。また,RiceフェージングチャネルのMIMOシステムに適した長期平均チャネル情報の利用を検討した。さらに,Max-d_minプレコーディングを用いる低計算量の最尤検出アルゴリズムを提案した。シミュレーションにより,提案した方法の有効性を示した。

シソーラス用語： *無線伝送 ,  *符号化 ,  信号検出 ,  見通し内伝搬 ,  情報 ,  通信チャネル ,  行列 ,  重みづけ ,  固有値 ,  フェージング【通信】 ,  最尤法 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： *MIMO ,  Riceフェージング ,  チャネル行列 ,  チャネル情報 ,  *プリコーディング ,  最尤検出 ,  重み行列

分類 (2件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  符号理論  (ND02030R)

タイトルに関連する用語 (5件)： 見通し ,  LOS ,  環境 ,  MIMOシステム ,  プレコーディング