文献
J-GLOBAL ID:200902211505813386   整理番号:08A0542140

機能的ゲノムスクリーニングによって明らかになった脂肪滴形成と利用にかかわる遺伝子

Functional genomic screen reveals genes involved in lipid-droplet formation and utilization
著者 (13件):
資料名:
巻: 453  号: 7195  ページ: 657-661  発行年: 2008年05月29日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
真核細胞で中性脂肪が貯蔵されるのは細胞質にある脂肪滴で,これは,リン脂質と関連タンパク質からなる単層の膜に囲まれている。この脂肪滴は動的な小器官で,細胞内エネルギーの主な貯蔵場所となり,また膜脂質の構成要素の供給源ともなる。細胞内での脂質の過剰蓄積は,肥満や糖尿病,アテローム性動脈硬化症の重要な特徴だが,脂肪滴細胞の生物学的性質については意外なほど解明がなされていない。今回我々は,ショウジョウバエのS2細胞でゲノム規模のRNA干渉(RNAi)スクリーニングを行い,全遺伝子の約1.5%が脂肪滴の形成と制御にかかわっていることを示す。遺伝子ノックダウンによる表現型は5種類に大別される。リン脂質生合成系の酵素をコードする遺伝子は,脂肪滴の大きさと数の決定因子であることがわかり,単層膜のリン脂質組成が脂肪滴の形態と脂質利用に大きく影響することが示唆される。またArf1-COPI小胞輸送タンパク質の一群も,脂肪滴の形態と脂質利用を制御しており,これはArf1-COPI小胞輸送機構のこれまで知られていなかった機能である。これらの表現型は哺乳類細胞でよく保存されていることから,今回の研究結果は,脂質の過剰蓄積が関係するヒト疾患の解明に重要であると考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2008
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  脂質の代謝と栄養 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る