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J-GLOBAL ID:200902211571724947   整理番号:09A0478503

メタン放出低減とコメ増産のための不耕起栽培稲作におけるケイ酸塩施肥

Silicate fertilization in no-tillage rice farming for mitigation of methane emission and increasing rice productivity
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巻: 132  号: 1-2  ページ: 16-22  発行年: 2009年07月 
JST資料番号: A0060C  ISSN: 0167-8809  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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農作業は大抵水田からのメタン(CH4)放出に影響を及ぼすが,生態系バランスを維持するためにそれは制御されなければならない。電子受容体をもつ化学土壌改良剤を用いる不耕起栽培農業は水稲(Oryza sativa L.)水田からのCH4放出における有効な低減戦略となり得る。実験はCH4放出を抑制し,稲作生産性を維持するためにシリカ鉄スラグ土壌改良剤(1-4Mg ha-1)を用いた耕うんおよび不耕起栽培農業作業の下にある韓国の水田で実施された。不耕起栽培水田からのCH4放出は耕うん水田に比較して著しく減少したが,これはケイ酸塩土壌改良剤とは関係がない。対照耕うん区画と対照不耕起栽培区画からの全季節のCH4フラックスは各々38.1と27.9gm-2と記録されたが,それらは4Mg ha-1ケイ酸塩土壌改良剤の場合の20%および36%減少した。不耕起栽培システムと共にケイ酸塩施肥(4Mg ha-1)は全季節のCH4フラックスを対照耕うん区画に比較して54%だけ減少した。これはケイ酸塩施肥の下で耕うん水田に比較して不耕起栽培稲作水田中の活性鉄とフリーの酸化鉄の高濃度によるというのが最もありそうなことだ。この場合,ケイ酸塩施肥は電子受容体として作用し,CH4放出を減少させるのに貢献する。加えて,改善された土壌多孔性および酸化還元電位,活性分けつ速度,根部容積および多孔性などのようなイネ成長パラメータが組み合わさって根圏酸素濃度を増加させ,最終的にイネの成長季節にCH4放出を抑制する。葉の光合成速度は4Mg ha-1ケイ酸塩土壌改良剤の場合著しく増加し,最後に耕うん水田および不耕起栽培水田の各々で18%と13%まで穀物収穫高は増加した。CH4フラックスは土壌有機炭素のアベイラビリティと強い正の相関を示すが,一方土壌多孔性,土壌pH,土壌Eh,および土壌中活性鉄とフリー酸化鉄の含有量とは負の相関がある。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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稲作  ,  環境問題 
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