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J-GLOBAL ID：200902211841052911   整理番号：08A0781129

-環境変化による水産業の影響を考える-どうなるの?温暖化 第5回 地球温暖化による藻場・流れ藻への影響

著者 (1件)： 小松輝久 (東大 海洋研)
資料名： 養殖  (Aqua Culture Magazine)
巻： 45  号： 9  ページ： 38-40  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： G0742B  ISSN： 0044-0671  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホンダワラ科植物,特にアカモクの藻場の分布とそれらから生じる流れ藻に及ぼす温暖化の影響と漁業への影響について検討した。2050年2月と8月の予想水温をもとに,アカモクが分布可能な範囲を推定し,それらの積集合としてアカモク分布域を推定した結果,日本の本州南岸のアカモクは,冬および夏の水温が上昇するため分布しなくなり,2099年には日本の本州南岸から仙台湾までのアカモクが冬および夏の水温上昇のため分布しなくなり,北海道まで一部を除いて消滅することが予想された。水温上昇の影響を評価する上で固着生活を送る大型海藻がつくる藻場は温暖化の影響をまともに受ける。また,藻場は第一次生産者として沿岸域で大きな役割を担っている。そのような藻場が消滅すると,藻場を生活場所とする魚類やウニ,アワビ,サザエ類といった生物も生息できなくなることは確実である。

シソーラス用語： *地球温暖化 ,  *海洋環境 ,  自然環境 ,  海水温 ,  *藻場 ,  *海藻 ,  浮体 ,  *ホンダワラ科 ,  昇温 ,  海水 ,  ウニ ,  アワビ類 ,  生息場所 ,  日本 ,  北西太平洋 ,  日本海 ,  沿岸帯 ,  ブリ ,  サザエ類 ,  *アカモク ,  漂流物 ,  *流れ藻 ,  *隠花植物 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： Sargassum horneri ,  Seriola quinqueradiata

分類 (2件)： 漁場・漁況  (FH03020R) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 環境変化 ,  水産業 ,  温暖化 ,  地球温暖化 ,  藻場 ,  流れ藻