抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今日の日本では,様々なビジネスが参入することで有機農産物市場が拡大している一方で,産消提携は,停滞と衰退に直面している。有機JASの施行は,一定の有機認定農家を創出したが従来の有機農家の数の減少をもたらした。近年の社会状況の変化は提携に参加する人々の意欲を阻害する方向に働いた。女性の社会進出は提携を支えていたボランティアサービスを困難にし,共同購入などの協働作業を避ける傾向を広げることとなった。また,連携の原則からもたらされる生産過剰などの構造的な問題も,参加者に消耗をもたらした。これらの要素が産消提携の阻害要因となって現われている。