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J-GLOBAL ID:200902212174906628   整理番号:08A0030142

西南日本の石灰華の堆積する地下水中の炭素地化学および同位体の季節的なパターン

Seasonal patterns of carbon chemistry and isotopes in tufa depositing groundwaters of southwestern Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 480-492  発行年: 2008年01月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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石灰華として知られる年層状炭酸塩は一般に石灰岩地域に発達し,典型的に酸素および炭素同位体組成の季節的なパターンを記録している。δ18O値は主として水温の季節変化に支配されるのに対して,δ13C値は系中の炭素のガス,液体および固体源間の複雑な反応の結果である。筆者らは地化学データへモデル計算を適用することによって,西南日本の3つの石灰華の堆積する地点でδ13Cの季節的なパターンを引き起こすプロセスを調査した。地下の無機炭素種はガス状CO2と交換し,それは主として天然大気の換気と土壌空気の拡散によって地下の水文系に導入される。これらのプロセスがδ13Cの季節的なパターンを支配し,それは夏に低く冬に高い。筆者らが調査した3地点の中で,液体相と気体相間の炭素交換の2つの極端なケースを認定した。高放射性炭素組成(Δ14C)と低pCO2を持つケースに関して,大気性CO2の大きな寄与と小さい水塊のために実質的な炭素交換がある。もう一方の極端なケースに関して,それは低Δ14Cと高pCO2で特徴づけられ,大気性CO2の寄与が小さく水塊が相対的に大きい。我々の結果は,3つの地点のうち1地点で,土壌断面内での水の滞留時間が1年以上であることを示唆した。また,我々の結果は,最小の水塊を持つ地点での土壌断面において水の短い滞留時間(1年以下)を示唆し,それは温泉水の温度変化の大きな季節的振幅に一致する。石灰華のΔ14C値は,それらが堆積した水文学的な条件と密接に関係している。もし石灰華の解析する系の初期Δ14C値が安定であれば,14C年代が古-石灰華の年代測定に使用することができる。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
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各種酸塩鉱物  ,  堆積学一般  ,  岩石圏の地球化学一般  ,  同位体地質学  ,  土木地質学・水文地質学一般 

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