抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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台風や前線に伴う豪雨により,深層崩壊に起因する土砂災害が発生している。深層崩壊に伴う崩壊土砂量は10
5m
3以上に及ぶことが多いため,大規模な土石流や河道閉塞(天然ダム)等が生じ,被害が甚大になる場合がある。このような土砂災害を防止・軽減するためには,崩壊発生危険箇所やその規模などを予め知っておくことが重要である。深層崩壊の発生に関わる要因は複雑であり,崩壊発生危険箇所やその規模などの予測に必要なデータの蓄積が十分でないこともあって,深層崩壊発生の恐れのある渓流を抽出する全国的に適用可能な手法が確立されていないというのが現状である。本資料は,それぞれの地域の深層崩壊の発生実績を整理し,地形・地質の特徴や数値地図から算出される地形量等の客観的な情報に基づいて,深層崩壊の発生の恐れのある渓流を抽出する手法を全国的に利用可能なマニュアルとしてとりまとめ,その内容を解説するものである。(著者抄録)