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J-GLOBAL ID：200902212296551979   整理番号：09A1072972

クールルーフの適正な普及のための簡易評価システムの検討

SIMPLE EVALUATION SYSTEM OF COOL ROOF FOR PROPER PROMOTION

著者 (3件)： 有働邦広 (武蔵工大 大学院) ,  近藤靖史 (東京都市大 工) ,  武田仁 (東京理大 理工)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 15  号： 31  ページ： 849-854  発行年： 2009年10月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋根の日射反射率の影響を組込んだ熱負荷の重回帰式を導き,簡易に建物のクールルーフ化の有効性を確かめられる「クールルーフの簡易評価システム」を検討した。戸建住宅と体育館を対象として検討した結果,熱負荷を推定する重回帰式を屋根面の日射吸収率別に算出し,決定係数が比較的高い重回帰式が得られた,屋根面積が広い体育館のほうが住宅よりクールルーフによる効果と経済性メリットが大きい,体育館において,クールルーフによる冷房負荷低減や自然室温低減等は断熱性能が低いほど効果があり,都市大気への顕熱放散の削減は断熱性能が高いほど効果がある,等の知見を得た。

シソーラス用語： *屋根 ,  性能評価 ,  方法論 ,  システム ,  事例研究 ,  体育館 ,  独立住宅 ,  熱負荷 ,  数値解析 ,  多重回帰分析 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： *クールルーフ ,  簡易評価システム ,  日射吸収率 ,  日射反射率

分類 (2件)： 屋根  (RB03030W) ,  冷房  (PC02030Q)

引用文献 (6件)：

• 1) 伊香賀俊治ほか: 住宅のエネルギー消費量とCO₂ 排出量の都道府県別マクロシミュレーション手法の開発、日本建築学会技術報告集、第22号、pp.263-268、2005
• 2) 住宅新基準解説書編集委員会編: 住宅の新省エネルギー基準と指針、財団法人 住宅·建築 省エネルギー機構、1992
• 3) 武田·稲沼·吉澤·磯崎: 標準気象データと熱負荷計算プログラムLESCOM、井上書院、2005
• 4) 宇田川光弘: 標準問題の提案-住宅用標準問題、日本建築学会 環境工学委員会熱分科会第15回熱シンポジウム、pp.23-27、1985
• 5) 財団法人建築環境·省エネルギー機構: 改訂拡張デグリーデー表、2007

タイトルに関連する用語 (4件)： クールルーフ ,  普及 ,  簡易 ,  評価システム