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J-GLOBAL ID：200902212530412805   整理番号：09A0804548

純銅の摩擦撹拌接合継手の組織と強度特性

Structure and Mechanical Properties of Friction Stir Welded Joints of Pure Copper

著者 (3件)： 北和久 (金沢大 理工研究域) ,  浜田健 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  北川和夫 (金沢大 理工研究域)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 48  ページ： 229-234  発行年： 2009年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 純銅を用いて,接合時の冷却効果を高めた摩擦撹はん接合(FSW)法により突合せ継手を作製した。接合部のミクロ組織と強度特性の関係を調べた。供試材を液体窒素中に十分冷却した後に取り出し,-125°Cに達した時にFSWを開始した。また比較のため室温でFSWを行った。溶接部の微小硬さ測定や引張試験を行い,SEM-EBSP法により接合表面の集合組織を調べた。接合時に冷却効果を高めた場合,接合部の結晶粒径はより小さくなり,継手の強度が向上した。継手の強度は加工熱影響部の結晶粒径に依存し,加工熱影響部で破断が起こった。接合部上側表面ではせん断集合組織が形成され,接合ツールのショルダーの回転方向に沿って塑性流動が起こった。継手効率は冷却効果を高めた場合に4%高くなり,90~94%であった。

シソーラス用語： *銅 ,  純金属 ,  *摩擦溶接 ,  *金属組織 ,  液体窒素 ,  微小硬さ ,  *引張強さ ,  溶接熱影響部 ,  結晶粒径 ,  集合組織 ,  低温利用 ,  摩擦撹拌溶接 ,  *組織 ,  *機械的性質 ,  *強度
準シソーラス用語： 塑性流動 ,  摩擦撹拌接合

分類 (3件)： 溶接技術  (WC07030G) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (16件)：

• C. J. Dawes: Weld. Metal Fabrication, 63(1995), 13-16.
• C. J. Dawes and W. M. Thomas: Weld. J., 75(1996), 41-45.
• 外木達也,? 慶平, 小野純夫, 岡野雅樹: 銅と銅合金, 41(2002), 310-314.
• 中山英幸, 椿野晴繁, 福本信次, 劉 莉: 銅と銅合金, 43(2004), 51-55.
• W. B. Lee and S. B. Jung: Materials Letters, 58(2004), 1041-1046.

タイトルに関連する用語 (5件)： 純銅 ,  摩擦撹拌接合 ,  継手 ,  組織 ,  強度特性