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J-GLOBAL ID：200902212536861326   整理番号：09A1256483

四国地域の森林土壌にはどのくらいの炭素が集積しているか

著者 (4件)： 鳥居厚志 (森林総合研 四国支所) ,  森一生 (徳島県 西部総合県民局) ,  中川弘久 (愛媛県林業研究セ) ,  藤本浩平 (高知県森林技セ)
資料名： 環境情報科学  (Journal of Environmental Information Science)
号： 別冊  ページ： 493-498  発行年： 2009年11月20日 
JST資料番号： S0805A  ISSN： 0389-6633  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告では,四国地域における2006~2007年度の3種類(枯死木,堆積有機物,土壌)のプールの炭素集積量を算定し,地形条件や林相との対応を調べた。結果の数値や解析結果は,今後の調査の進展に伴いある程度変わる可能性がある。枯死木,堆積有機物,鉱質土壌の平均炭素量は,それぞれ0.25,0.57,6.56kg m^-2で,全体の9割近くを鉱質土壌が占めている。枯死木や堆積有機物の量は,一般的に落葉の季節性や偶発的な要因(たとえば台風など)の影響を受けやすいと考えられるが,鉱質土壌に比べて炭素集積量はずっと小さいので,そういった要因が3プール合計の炭素総量に及ぼす影響は比較的小さいと推察できる。林相との関係では,スギとヒノキの差は明確ではなかった。スギ/ヒノキ林の方が広葉樹林よりも炭素量が大きいという本報の結果は,元々の立地条件の影響も考えられる。四国地域における森林土壌中の炭素集積量に関して大まかな数値を明らかにしたが,かなりばらつきが大きい。

シソーラス用語： 森林土 ,  *炭素 ,  条約 ,  地球温暖化 ,  土壌有機物 ,  *四国地方 ,  在庫量 ,  *集積 ,  枯死 ,  無機質土 ,  堆積 ,  有機物 ,  土壌炭素 ,  京都議定書
準シソーラス用語： *森林土壌 ,  インベントリー ,  *鉱質土壌

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 四国 ,  地域 ,  森林土壌 ,  炭素 ,  集積