抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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メールやWebなど様々なプロトコルにおける名前解決の基盤としてDomain Name System(DNS)が利用されている。そこで,DNS監視によって,それらのプロトコルにおけるクライアントの振る舞いを監視できる可能性が示されている。これまで提案されてきた方式は,企業LAN規模のようなクライアント数の少ないネットワークを監視する方式であり,ISPのようなクライアント数の多いネットワークへの適用が困難である。本稿では,クライアント数が多いネットワークにおいても,異常なクライアントを検知する方式を提案する。提案方式は,障害の原因となりやすい流量の多いクライアントのみを選別して判定処理を行うことによって,対象クライアントを個別に監視するのに要する総計算量や総記憶量を削減できる。実DNSサーバの6ケ月間の通信による評価から,スパムメール送受信などの異常を検知できることを示す。(著者抄録)