抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ウグイスCettia diphoneを用いた行動生態学研究を行うための調査地を探索した結果,東大秩父演習林が調査地候補と考えられたので,2005年3~8月に予備調査を行い,当該期間に得られたウグイスの生息状況について,それ以外の鳥種も含めた鳥相と共に報告した。1)3月中は根雪が残り,ウグイスは観察されなかった。4月17日の調査ではすでにウグイスが渡来していた。4月17日から5月4日までの捕獲で雄7羽を捕獲した。4月30日から5月4日にかけて雌3羽を捕獲したが,その後これらを観察できなかった。さらに8月に2羽の雌を捕獲した。8月の調査では5羽の幼鳥が捕獲された。巣を見つけることは非常に困難で,調査期間中に6巣見つけたが,いずれも使用していない巣だった。2)ウグイス以外の鳥類の繁殖については,5月4日にメジロの巣を発見し,5月21日にエナガの巣を発見し,6月6日にヤブサメの巣を発見した。ヤブサメの巣の6卵中1つはツツドリによる托卵の結果と思われた。6月6日にオオルリの巣を発見し,6月25日にソウシチョウの巣を発見した。