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J-GLOBAL ID:200902213302115163   整理番号:09A0546793

自閉症ゲノムでの全ゲノムコピー数多型解析によって明らかになったユビキチンおよび神経細胞の遺伝子の関与

Autism genome-wide copy number variation reveals ubiquitin and neuronal genes
著者 (40件):
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巻: 459  号: 7246  ページ: 569-573  発行年: 2009年05月28日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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自閉症スペクトラム障害(ASD)は,小児期の神経発達障害で,複雑な遺伝的原因をもつ。候補となる遺伝子またはゲノム領域に注目していたこれまでの研究では,ASDのリスク増大に関連する数種のコピー数多型(CNV)が同定されている。今回我々は,ASDへの感受性にかかわるCNVの網羅的な同定を目的として,ASD患者859人のコホートと健常小児1,409人について全ゲノムでのCNV解析を行った結果を示す。被験者はヨーロッパに祖先をもち,約550,000個の一塩基多型マーカーについて遺伝子多型解析が行われた。相関が認められた多型については,ヨーロッパ人の祖先をもつASD患者1,336人の無関係なコホート,並びに1,110人の対照被検者によって評価した。これまでに報告されているNRXN1およびCNTN4などのASD候補遺伝子に加えて,NLGN1とASTN2など神経細胞接着分子をコードする数種の新たな感受性遺伝子でも,ASD群では対照群よりも高頻度でCNVが存在していた(P=9.5×10-3)。さらに,ユビキチン経路に含まれる遺伝子の中,またはその周囲に存在する遺伝子,UBE3A,PARK2,RFWD2,FBXO40などにみられるCNVは,対照群では認められなかった(P=3.3×10-3)。我々はまた,相補的DNA AK123120の55キロベース上流に重複の存在も見だした(P=3.6×10-6)。これらの変異は個々にはまれであるかもしれないが,これらは神経細胞接着やユビキチン分解に関与する遺伝子を標的としていることから,中枢神経系内で発現するこれら2つの重要な遺伝子ネットワークがASDの遺伝的感受性に関与している可能性が示される。Copyright Nature Publishing Group 2009
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遺伝的変異 

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