文献

J-GLOBAL ID：200902213442348362   整理番号：09A0128055

備讃瀬戸海域における込瀬網漁船の操業環境評価および一般航行船舶の航行環境評価の基礎的研究

The Basic Study on Evaluation of Stownet Fishery Environment and Vessel’s Navigational Environment in the Bisan-seto Sea Area

著者 (4件)： 酒出昌寿 (水産大) ,  井上欣三 (神戸大 大学院海事科学研究科) ,  世良亘 (神戸大 大学院海事科学研究科) ,  本村紘治郎 (水産大)
資料名： 日本航海学会論文集  (Journal of Japan Institute of Navigation)
号： 119  ページ： 51-58  発行年： 2008年09月25日 
JST資料番号： F0535A  ISSN： 0388-7405  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 瀬戸内海の備讃瀬戸は,海上交通の要所で複数の航路が交差,接続している。また,この海域では5総トン以上20総トン未満の漁船1隻で操業する込瀬(こませ)網漁業が行われている。昭和48年の海上交通安全法施行以来,航路と漁場が重畳して漁船と一般船舶の競合関係が生じている。本研究では,この問題の緩和,解決に取り組むための基礎研究として,込瀬網漁業の操業実態の分析および一般航行船舶の航行環境と込瀬網漁船の操業環境の定量評価の可否につき検討した。一般航行船舶が込瀬漁船を避航しなければならない航行環境については,環境ストレスモデルによる定量評価の可能性を示すことができた。込瀬網漁船が航路内で操業する場合の操業環境については,環境ストレスモデルを活用し,必要モデルの改善を行うことで精度の高い定量評価が可能となることを示すことができた。

シソーラス用語： 海峡 ,  *トロール船 ,  *海上交通 ,  法規 ,  *ストレス ,  評価 ,  *操船 ,  *漁業
準シソーラス用語： 備讃瀬戸 ,  *環境ストレス ,  定量的評価 ,  *漁労

分類 (2件)： 航海と実務  (TD01020F) ,  漁労一般  (FH03010G)

引用文献 (8件)：

• 日本パイロット協会. こませ網対策陳情書提出の経緯. 社団法人日本パイロット協会誌 "パイロット". 1990, 76, 42-47
• 鈴木三郎. 備讃瀬戸における込瀬網漁業と航行実態. 日本航海学会誌. 2000, 143, 21-31
• 井上欣三. 海上交通安全評価のための技術的ガイドライン策定に関する研究-I. -環境負荷の概念に基づく操船の困難性評価-. 日本航海学会論文集. 1998, 98, 225-234
• 日當博喜. 閉塞された水路の航行危険度の評価尺度に関する研究. 日本航海学会論文集. 1994, 91, 51-59
• 財団法人中央漁業操業安全協会. 海上交通安全法の航路上における漁業操業状況調査報告書. 1975

タイトルに関連する用語 (9件)： 備讃瀬戸 ,  海域 ,  漁船 ,  操業 ,  環境評価 ,  航行 ,  船舶 ,  基礎 ,  研究