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J-GLOBAL ID：200902213533105799   整理番号：08A0456394

鉄被膜で覆われた鉄鋼スラグのリン吸着能力に対するpHと海水の影響

著者 (4件)： 湊太郎 (青木マリーン) ,  山崎正一 (青木マリーン) ,  佐藤義夫 (東海大 海洋) ,  福江正治 (東海大 海洋)
資料名： 沿岸域学会誌  (Journal of Coastal Zone Studies)
巻： 20  号： 4  ページ： 11-21  発行年： 2008年03月31日 
JST資料番号： L1777B  ISSN： 1349-6123  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄被膜で覆われた鉄鋼スラグのリン吸着能力に対するpHと海水の影響について,室内実験結果に基づいて検討した。その結果,鉄被膜を形成した鉄鋼スラグのリン吸着能力は,それに接する水溶液のpHの影響を最も強く受けることがわかった。特に,pH>8の範囲では,リンの除去率は急激に減少した。リン除去率は時間の経過に伴って減少し,最小値に達した後,その値を長期にわたって維持した。一般的な海水のpHの範囲では,実験開始後72時間まで10~20%のリン除去率が維持された。

シソーラス用語： 港湾 ,  閉鎖性水域 ,  水質汚濁 ,  *水砕スラグ ,  *脱リン ,  pH【水素イオン指数】 ,  分析 ,  *性能評価 ,  相関分析 ,  *スラグ ,  *除去

分類 (2件)： 海洋汚濁  (SB02040B) ,  港湾工学一般  (RC15010W)

引用文献 (22件)：

• 藤原建紀:紀伊水道からのリン・窒素の流入過程,特集 瀬戸内海におけるリン・窒素の挙動,瀬戸内海,No.40,(社)瀬戸内海環境保全協会,pp.10-16,2004
• 中央環境審議会:第6 次水質総量規制の在り方について(答申),2005
• 角皆静男:化学が解く海の謎,共立出版株式会社,pp.117-162,1985
• 林 美鶴ほか:瀬戸内海における窒素・リンの現存量比率,海の研究,Vol.9,No.2,pp.83-89,2000 10.5928/kaiyou.9.83
• 林 美鶴ほか:伊予灘南部,大阪湾におけるDIN-DIP濃度とN/P比の変遷,海の研究,Vol.9,No.3,pp.133-141,2001

タイトルに関連する用語 (7件)： 鉄 ,  被膜 ,  鉄鋼スラグ ,  リン ,  吸着能力 ,  pH ,  海水