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J-GLOBAL ID：200902213582968859   整理番号：08A0873926

森林と木材による安全・安心・快適な生活環境の創出に向けた研究 安全で快適な住環境の創出に向けた木質資源利用技術の開発 実際の木造住宅の柱や梁はどのくらいの強度的な余裕があるか?

著者 (3件)： 青井秀樹 (森林総合研) ,  宮武敦 (森林総合研) ,  神谷文夫 (森林総合研)
資料名： 森林総合研究所研究成果選集
巻： 2008  ページ： 32-33  発行年： 2008年07月 
JST資料番号： J0619A  ISSN： 1348-9828  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大手住宅メーカーが建てた3棟の木造住宅の構造計算書を用いて,各部材の力やたわみが,使用材料の許容値や制限値に対してどの程度の割合(負担率)にあるか調べた。柱では負担率が80%を越えるものがごく僅かあったが,全体の80%は負担率が4割以下であった。約2.3mの梁では,中央付近に上階の柱や壁が載る場合があり,剪断力が許容値近くまで達することがあった。約3.6mの梁ではたわみが制限値近くまで達する傾向があった。長さが1.3m以上のものでは,69%が負担率が4割以下であった。部材にかかる力の種類は,曲げ,引張,圧縮,せん断の一部,または全部が加わるので,最も高い負担率を示す力の種類が,最も重要な強度となる。従って,集成材のように,材料構成を変えて各々の強度が設計できる材料では,主要な用途が分かれば,重要な強度のみを強くする,人為的制御が可能となる。このことは,集成材のJAS規格の改訂に際して,取り入れられた。

シソーラス用語： *住宅 ,  *構造力学 ,  部材 ,  構造計算 ,  曲げ ,  引張 ,  圧縮 ,  剪断 ,  *許容量 ,  柱 ,  梁 ,  *木造住宅
準シソーラス用語： *許容値

分類 (2件)： 改良木材  (FF05033J) ,  技術の標準化・規格  (RA01060M)

タイトルに関連する用語 (13件)： 森林 ,  木材 ,  安心 ,  生活環境 ,  創出 ,  研究 ,  住環境 ,  木質資源 ,  開発 ,  木造 ,  住宅 ,  柱 ,  梁