抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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受精卵移植実施過程(発情確認,排卵確認および黄体確認)をパターン化し,重要と思われる要因を調査することで,受胎率向上および移植業務の簡易化の可能性を検討した。発情のみ確認したパターン以外,実施率は6割前後で,パターン間の有意差はなかった。また,実施率は,排卵確認後が排卵確認無しよりも,出血確認有りが出血確認無しよりも有意に高く,出血発見無しおよび排卵確認無しで有意に低かった。受胎率は,発情確認無しかつ排卵確認無しの時と,発情と排卵を別の技術者が行った時との間で有意差を認めた。受胎率は,排卵確認有りが排卵確認無しより有意に高く,発情発見無しかつ排卵確認無しの場合有意に低かった。出血発見有りの場合,排卵確認の有無で受胎率に有意差はなかった。受精卵移植を試みる場合,畜主による発情発見,発情到来時の技術者による排卵時期特定が重要と思われた。技術者の役割分担が可能で移植業務の簡易化につながる可能性も示唆された。