抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
転がり軸受に電流が流れると電食が発生し損傷してしまうことはよく知られている。前報で小型玉軸受608に直流電圧を印加して電食の発生する電流密度を調べ,従来の電流密度よりはるかに小さい電流密度(0.04A/mm
2程度)で電食が起こることを確認した。本報では,小型玉軸受6201,6203に直流電圧を印加して500hの電食耐久試験を行い,前報の小型玉軸受608の結果が特異であるか,また小型玉軸受に対して従来から電食が発生する目安とされてきた電流密度の値が適用できるかについて検証した。これにより得た主な知見を次に示した。1)前報の608を含めて3型番とも0.04A/mm
2程度の電流密度で電食が発生しており,従来転がり軸受の電食発生の目安とされてきた1A/mm
2よりかなり小さな値で電食が起こること,2)さらに3型番とも同じレベルの電流密度で電食が起こり,小型玉軸受の電食発生電流密度に関しては,ほぼ同じ値であること。