抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新幹線のスラブ軌道において,スラブ軌道下面てん充層であるセメントアスファルトモルタル(以下,CAモルタルと略す)の劣化が近年進む傾向にあり,効率的に補修を行うことが重要である。劣化している箇所は補修の対象とされるが,スラブ軌道下面CAモルタルの劣化状態の検査は欠損や隙間を計測し,劣化の度合いに応じてC,B,Aにランク付けをしている。しかし損傷の大きいB,Cランクの補修を優先し,Aランクの箇所は後日,計画的に補修しているのが現状である。また従来の補修工法のように損傷の大きな箇所を補修対象とするような工法を損傷の小さい箇所に同じように適用することは補修材料使用量の観点から適さないと思われる。したがってB,Cランク用補修工法と,Aランク用補修工法とに分けることとし,劣化状態に応じた補修工法を検討した。その結果,B,Cランク補修工法の改良とAランク補修工法としてコーティング工法を提案した。コーティング材料では,アスファルト系2材料がコーティング性能に優れ,補修材料として使用しても数年間は問題ないという結果を得た。それぞれの工法の詳細を述べた。