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J-GLOBAL ID：200902214346657601   整理番号：09A0740568

Wntシグナル伝達における近位事象

Proximal events in Wnt signal transduction

著者 (2件)： ANGERS Stephane (Univ. Toronto, Ontario, CAN) ,  MOON Randall T. (Univ. Washington School of Medicine, Washington, USA)
資料名： Nature Reviews. Molecular Cell Biology  (Nature Reviews. Molecular Cell Biology)
巻： 10  号： 7  ページ： 468-477  発行年： 2009年07月 
JST資料番号： W1327A  ISSN： 1471-0072  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分泌性リガンド類のWntファミリーは多くの受容体を介して作用し,胎児の分化,成熟個体および疾患の過程における様々な異なる情報伝達経路を亢進させる。Wntの受容体であるFrizzledファミリーおよび低比重リポタンパク質受容体-関連タンパク質5(LRP5)あるいはLRP6コ-受容体への結合は,細胞内Wnt-βカテニン情報伝達経路を活性化する。この経路はβカテニンの安定性や状況依存的な転写を調節している。この情報伝達系は,多くの過程を制御している。たとえば細胞運命の決定,細胞増殖および幹細胞や起源細胞の自己新生などがそれにあたる。LRP5あるいはLRP6とは独立して作用するFrizzled受容体と同じく,膜貫通受容体TyrキナーゼのROR2およびRYKは,Wntの受容体として機能し,βカテニン非依存的経路を活性化する。これは細胞移動や極性の変化をもたらし,βカテニン経路に拮抗する形を作り上げる。

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *細胞情報伝達 ,  細胞分化 ,  膜受容体 ,  *カテニン ,  *転写因子 ,  細胞移動 ,  極性 ,  細胞生理
準シソーラス用語： *βカテニン ,  Frizzled受容体 ,  LRP5蛋白質 ,  Wnt ,  細胞運命 ,  Wntシグナル伝達

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (2件)： Wntシグナル伝達 ,  事象