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J-GLOBAL ID:200902215041216369   整理番号:09A0088477

土壌微生物構造の相続的パターンに及ぼす小麦藁分解の影響

Impact of wheat straw decomposition on successional patterns of soil microbial community structure
著者 (6件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 262-275  発行年: 2009年02月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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小麦藁残渣の分解を通して,土壌中の土着性細菌類および真菌類コミュニティの動態を調べた。より詳しく調べるために,分解中の小麦藁残渣(残渣,残渣=残骸近辺の土壌,バルク土)の影響下の様々な土壌区域について調べた。分解過程を通して様々な区域からDNAを抽出し,細菌(B-)および真菌(F-)のARISA(自動的リボソーム遺伝子間スペーサ分析)によって,細菌および真菌の遺伝子行動を比べた。残渣の分解は,細菌および真菌コミュニティ動態における有意な変化を誘導した。その変化の大きさは土壌区域によって異なり,その順位は残渣>残骸>バルク土の順であった。また,残渣に接触している4~6mm土壌区域に対し残渣影響圏の空間構造を確認した。さらに,細菌および真菌構造における有意な違いは,分解の初期(14日,28日)と後期(56~168日)において明らかとなった。これらは,r-(多量栄養性)およびK-(少量栄養性)戦略家の遷移などの生態学的特性に関係した。分解の初期段階(28日)および後期段階(168日)に,残渣区分からのDNA抽出物における16S rDNAおよび18S rDNAの分子インベントリーによって微生物多様性を分析し,残渣の分解中における様々な個体群の遷移を確認した。初期段階では,蛍光性Pseudomonas spp.およびNeurospora sp.が優先種であり,それに引き続いてBasidiomycota真菌類およびMadurella spp.とともにActinobacteria属およびDeltaproteobacteria属菌が増加した。これら個体群の生態的特性に従って,土壌に投入された新しい有機物残渣上での微生物遷移によって,初期段階では多量栄養性のr-戦略家が優占し,時間とともに基質の分量または質が低減すると少量栄養性のK-戦略家が相対的に増加すると考えられた。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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土壌生物 
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