抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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構造信頼性評価は,構造物に働く荷重および強度に介在する不確定要因を,合理的かつ定量的に評価できることから,リスクを指標とした定量的な評価を基に,構造設計規則を体系化して行こうという現在の状況に対応できる有効な手段である。本報告では,船舶の構造信頼性評価の現状について整理し,構造設計規則の体系化などを念頭に置き,今後の課題について整理した。(1)構造設計規則体系化の際の最重要課題は,許容安全レベルの設定であるが,これは安全・環境問題に対する社会認識の上で設定されるべきである。また経験と実績を重ねてきた現行設計規則との整合を図る必要がある;(2)破損確率の評価は,前提条件となる不確定因子を含んだリスクモデルとセットで議論する必要がある。そこで,可能な限りこれらの統一,標準化が望まれる;と述べた。