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J-GLOBAL ID:200902215175350754   整理番号:08A0273784

大型紅藻植物Porphyra yezoensis(スサビノリ)における一時的な遺伝子発現の効率に影響を与える要因

Factors influencing efficiency of transient gene expression in the red macrophyte Porphyra yezoensis
著者 (10件):
資料名:
巻: 174  号:ページ: 329-339  発行年: 2008年03月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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海洋性の紅藻Porphyra yezoensis(スサビノリ)は,その生物学上および経済上の重要性から,海藻類の生理学的・遺伝学的研究のモデル植物として推奨されている。しかし,本種の遺伝子導入や形質転換系を用いた分子生物学的研究は,本種の細胞内での外来遺伝子の発現が難しいために進歩が遅れてしまっている。この状態を克服するため,本種の細胞内における遺伝子発現をモニタリングするための一時的発現系を開発した。そして,β-グルクロニダーゼ(GUS)コーディング領域を人工的に合成して本種のコドン使用頻度に適合させ(PyGUS),パーティクルガン法による一時的遺伝子発現のレポーター領域としての発現効率を評価した。また,PyGUSの効率的な発現のためには,本種から分離したグリセロアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)遺伝子のプロモーターを利用することが重要であることを示した。何故なら,高等植物の核や葉緑体の遺伝子発現のモニタリングに有効に用いられているカリフラワーモザイクウイルス(CaMV)35Sプロモーターは本種の細胞では活性が低いからである。したがって,本種と陸生植物との間の遺伝子発現制御機構の違いに関する知識の不足が,本種の遺伝子発現のモニタリングのための実験系が今まで開発されなかった理由と考えた。本種の一時的発現系の確立は,本生命体におけるバイオテクノロジーの発展に貢献すると考えた。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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海藻類  ,  植物の生化学  ,  遺伝学研究法  ,  遺伝子発現 

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