抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では日本の製造業企業77社を対象とし,環境パフォーマンスと経済パフォーマンスの関係について,線形及び非線形な関数を用いて実証分析を行った。環境パフォーマンスは売上高/CO
2排出量で定義される環境効率(Eco-efficiency)指標を用い,経済パフォーマンスは付加価値/資本で定義される総資本利益率(ROA)を用いた。分析対象期間は2001年度から2003年度とし,日本標準産業分類の製造業の分類方法に基づき,生活関連型産業,基礎素材型産業,加工組立方産業の3グループに分け,それぞれパネル分析を行った。その結果,基礎素材型産業では正の線形的な関係が,加工組立型産業では上に凸な曲線の関係が得られた。これに対して,生活関連型産業では,環境パフォーマンスと経済パフォーマンスの間に有意な関係が得られなかった。(著者抄録)