抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブラウス素材とジャケット素材との摩擦係数を要因とした着用実験を行った。着用者は18~21歳の健康な若年女子10名と67~78歳の健康な高齢女子9名で実施した。実験動作はジャケット着衣動作と脱衣動作およびジャケット着用時の右上肢5動作とした。ジャケットの「着やすさ」と「脱ぎやすさ」についての官能評価は,若年者,高齢者共にブラウス素材がジャケットの着脱のしやすさに影響を与えていることがわかった。ジャケットの着脱動作時の所要時間については,若年者,高齢者共にブラウス素材が所要時間に影響を与えることがわかった。高齢者にとって袖部分の素材間の摩擦係数の差異が着脱動作時の負担に与える影響が大きいことが示唆された。上肢動作の「動きやすさ」についての官能評価では,若年者,高齢者共にブラウス素材が上肢動作に影響を与えることがわかった。高齢者の衣服の「動きやすさ」の感覚には素材間の平均摩擦係数だけでなく,剛柔度やドレープ係数などの素材特性が影響を与えていることが示唆された。