抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イノベーションを通じて,世界が直面する多くの課題を日本が率先して克服し,豊かな社会を多くの国々と共有するために,技術系人材を育成する必要が一層高まっている。そこで,本稿では,技術系の人材育成への期待に応えるために,工学教育における産官学協働について考察した。具体的には,日本機械工学会で実施された大学院教育に対するアンケート結果を,企業技術者の評価,大学教員の認識,在籍学生の意識について比較し,産学の認識に差異のあることを示した。さらに,これまでの産学連携は,主として研究開発におけるそれが目標とされたが,今後は人材育成の上で産学連携が有力な手段になったことを述べ,目標を達成する大学での工学教育に必須な事項として,ビジョン,目標,教育プログラム,出口管理(個々の学生の達成度)を挙げ,論文研究開発の評価法にも言及した。